コロナが落ち着きつつあったので
久々に東京へ行ってきました。
しかしタイミング悪く、全国的に大寒波の中で
1週間札幌の家を留守にすることに。
【水抜き】みずぬきって何?
前前々日から欠航が出てたので
飛行機が無事に飛ぶのかも心配だったけれど
(真冬の北海道では、飛行機欠航を考慮して計画を立てる必要があります)
それ以前に大事なことがありました。
それは!!
初めて直面した水道凍結の予防問題。
いわゆる「水抜き」と言うやつですね。
水抜きとは「水道管が凍らないようにする」作業のことです。
これは北海道で暮らすなら必須?のスキルかと。
水道管が凍るとどうなる?
まず、凍るとどうなるの?どう困るの?
がイメージできない方もいらっしゃると思います。
例えば、朝起きて凍っていたら?
水が出ないので、朝食準備や身支度、トイレなど困りますよね。
(凍結が一部だけの場合もあります)
そして、溶ければ大丈夫なケースもあれば
水道管破裂まで至るケースもあるんです。
(水が氷になると体積が膨張するため)
【1】:タオルを巻いてお湯をかける等、自力対処可能なレベル
(でもかなり不便、時間がかかる)
【2】:水道業者さんに連絡してご対応願う
(依頼が集中するので解決まで時間がかかる&費用もかかる)
【3】:凍結で破裂したのが留守中に溶けて水浸し
(集合住宅の場合は階下への損害賠償レベル)
特に、水浸しの損害倍書は
めちゃくちゃ深刻な事態なので、絶対避けたくないですか!
ちょっとした余談:だいたい「内廊下」仕様
東京と北海道の家はいろいろな点で違いがあります。
例えば、北海道では二重窓がデフォルトです。
そして北海道の集合住宅は、外廊下ではなく内廊下仕様が多め。
マンション(鉄コン)はほぼ確実に、
アパートでも内廊下が多いように見えます。
理由を確認したことはありませんが、寒いからではないかと。
戸建ての場合は、玄関の前に、
前室のような「風除室」もしくは「玄関フード」なるものが
設置されている場合も。
東京で、外廊下と内廊下それぞれに住んだ体感として
室内の気温が少し違うかも?と感じていましたが
北海道の場合は、本当に違うと思われます。
→洗濯機置き場は室内一択です
ついでに言うと、東京ではよくある
洗濯機置き場が外の物件、
北海道では見たことがありません。
凍って使えないからでしょうね。
なので、道産子は上京して外洗濯機を見た時に衝撃でした!
え!雨ざらしで大丈夫なの?って。
学生時代はベランダ洗濯機生活だったので、
案外丈夫なんだな〜と感心しました。
で、水抜きって何するの?
1週間留守にするにせよ、
マンションの上下左右も居住中なので
大丈夫だろうと楽観視していたのですが
ニュースで水道凍結防止の啓蒙をやたらと見かける。
友人に聞いてみたところ
やはり念のためにやっておいたほうがいいと。
ざっくりいうと、水の元栓を開けたまま(通常使用の状態)
あらゆる蛇口やトイレの水を流しっぱなしにして
元栓を閉める、という作業です。
結果的に、水道管の中の水が抜けるので
「水抜き」と言うんですね。
札幌市水道局のサイトにたくさんの有益な情報がありました。
そもそも元栓、どこにある?
まず最初にやらねば!なのは
元栓の場所確認です。
東京では全く意識したことのなかった「水の元栓」
玄関横、検針メーターのところにありました。
次に、蛇口その他、水の出口の把握です。
キッチン、お風呂場、洗面所、洗濯機など
張り巡らされた水道管が意外と多いことに気づきました。
さらに、ガス給湯器の中に滞留している水も抜かないと
給湯器が壊れるのだそうで、、、、(怖い)
真冬にお湯が出ないのは怖すぎるので
(水で手を洗うと、手がちぎれそうに痛い)
型番から検索して取説を読み、理解。
理解したけれども、そのネジが固すぎて動かせず、
うまくいかなかったので、給湯器の電源を入れて湯温38度設定に。
意味あるのかわからないが気休めです。
トイレの便器の中か凍る???
完全に盲点だったのは、
トイレの便器内の水が凍って
破損する(便器にヒビが入る)ケースもあるという
道民からの恐ろしい情報。
不凍液なるものがあるらしいが
出発までに買いに行く時間がない。
※車用ではなく、住宅用の不凍液というものがあると初めて知った
※車用の不凍液は、下水に流してはいけない成分が含まれていることも
ウィンドーウォッシャー液?をトイレに?
実は道民は
車のウィンドウウォッシャー液を
活用しているのだそうです。
なるほど!
確かに氷点下でもウォッシャー液は凍らずに
ぴゅっと出てきますよね。
しかし車を持ってないので
そんな在庫もなく。
悩んだ結果、度数の高いアルコールなら良いのでは?と。
人が来たときに飲み残されたお酒があったので
バチが当たりそうと思いつつ
便器破損で水漏れ、階下の人に迷惑がかかるのを防ぐなら
有益ではあると自分に言い訳し、便器内に入れて出かけました。
悪天候の日は確実な定額タクシー
前日から、札幌駅→新千歳空港を結ぶ
JRの快速エアポートは減便されていたので
新千歳空港まで確実にいけるよう、
定額タクシーを予約しておきました。
ニアミーという乗り合いタクシーのサービスも
結構好きなのですが、ちょうどいいのがありませんでした。残念。
そこそこ大雪、時々吹雪の札幌を出て
運転手さんといろんな話をしながら高速に乗り、
新千歳空港に近づくと晴れてきました。
札幌とはお天気違うみたいですね。
欠航もなく、無事に東京へ出発!
1週間ぶりに帰宅すると?
1週間後の帰宅時、トイレは無事。
ガス給湯器も無事。
日当たりがいい部屋なので、室温20度ありました。
玄関も9.6度。
さすがに室内が氷点下になることは
なかったのかもしれません。
(最低と最高が測れる温度計が欲しい気も)
でも念には念を入れて、今度留守にするときも
ちゃんと水抜きしていこうと思います!!!
ウォッシャー液もゲットしました!
※2023年12月追記
と書いたのに、
すっかり水抜きのことを忘れて東京移動してしまいました。
連日氷点下続きで心配しましたが、
札幌の人に聞くと大丈夫そう。
年末年始はものすごく暖かいようなので一安心。
年明けに行ったらやってきます!
Do the hustle!(脳内再生中)
じゃなくて、英語で何ていうんだろう??